“怒るママ”になってしまう日々。でもパパの一言に、少し救われた。
「早くお風呂入って!」
「ごはん冷めるよ!」
「もう片付けなさいってば!」
……今日もまた、怒ってばかりだった。
気づけば私の声ばかりが、家の中で響いていた。
パパは“優しさの時間”を作ってくれる
仕事から帰ってきたパパは、
子どもの目線に合わせて「今日どうだった?」って話を聞いてくれる。
「ママの言うこと、ちゃんと聞いてあげなきゃな」って言いながら、
子どもをくすぐって笑わせる姿を見て、
ありがたいと思う反面、ちょっとズルいな…と心の中でつぶやく。
私だけが“怒る係”みたいで、ちょっとつらい
子どもから見たら、
パパ=やさしい
ママ=いつも怒ってる
きっとそう映ってる。
本当は私だって優しくしたいのに、
家事に追われて、時間に追われて、
「お願い、早くして」ばかり言ってる。

「私ばっかり怒ってるよね…」とこぼしたとき、パパが言ったこと
ある日の夜、寝かしつけのあとに思わず漏らした。
「なんか私ばっかり怒ってて、嫌われる役だよね」って。
そしたらパパが、ちょっと笑いながら言った。
「でもさ、ちゃんと厳しく言える人がいるから、
子どもたちも“人に迷惑かけずに生きる”ことを覚えられるんだと思うよ。
今はわからなくても、
いつか“あのときのママの言葉”って思い出す時が来るよ。」
……その言葉に、ふっと涙が出そうになった。
怒ることも、優しさの一部だったのかもしれない
怒りたくて怒ってるわけじゃない。
でも、誰かが“厳しさ”を担わなきゃいけない時ってある。
それがたまたま今、私なだけ。
パパが優しくフォローしてくれるから、私は踏ん張れてるし、
きっと私が怒ることで、パパも“安心を届ける役”になれてるのかもしれない。
まとめ:家族って、役割のバランスでできている
たまには「ずるいな」って思っちゃうし、
「優しいママ」になりたい日もある。
でも、誰かが“厳しさ”を引き受けることで、
家族はうまくまわっている。
そう信じられるようになったのは、
あのときのパパの一言のおかげかもしれない。

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