“子育てと両立したい”って言っただけで、正社員じゃいられなかった話
正直に言えば──
正社員として復帰できると思ってた。
子どもがいても、働く意志があれば、受け入れてもらえると思ってた。
でも、現実はそんなに優しくなかった。
子どもがいることは、マイナス評価なのか
育休明け、上司との面談で言われた。
「フルタイムは難しいんですよね?」「お子さん小さいし、時短ですよね?」
……うん、まぁ、そうなると思うけど。
「じゃあ、契約社員で戻るという形でどうでしょうか?」
……え?なんで?
私の中で、“バリバリ働きたいわけじゃないけど、ちゃんと働きたい”っていう、
小さな意志がスッと削られていった。
「子どもがいる=責任が持てない人」みたいな空気
もちろん、会社にも都合があるのはわかってる。
でも、働く時間が少なくなる=信用が下がるって、なんか違う気がした。
私は仕事をサボる気なんてなかった。
ただ、子どもとの生活も大事にしたかっただけ。
それだけで“戦力外”みたいに扱われた気がして、悔しかった。

働きたい。子育てもしたい。ただ、それだけだったのに
「子育てと両立したい」って言葉は、
“責任感がない”と見なされるのかもしれない。
「仕方ないよね」って言われるたびに、
本当は「それってこっちの責任じゃなくない?」って思ってた。
制度はある。理解もあるふうに見える。
でも、“実質アウト”な空気は、まだまだ消えてない。
まとめ:あなたのせいじゃないって、誰かが言ってくれたら
あのとき、私は「子どもがいることを隠したくなった」くらいに追い詰められた。
でも、それっておかしいよね。
働きたいのに、働けない。
選びたくて選んだわけじゃない“時短・契約”というラベル。
これを読んで、同じ気持ちになった人がいたら、
ひとつだけ伝えたい。
あなたのせいじゃないよ。
社会の側が、まだ変わってないだけ。
それでも、少しずつ声を出していけば、変えていけると信じてる。

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