“実家が頼れない人”の育児に、もっと光を当ててほしい

「社会と家庭のズレに切り込む」

「うちは実家が全部やってくれるから助かってる」
ママ友にそう言われたとき、
あぁ、なんか違う世界を生きてるんだなって思った。


「頼れない」という現実

うちは、どちらの実家も遠方。
そもそも関係も深くないし、子育てに手を貸してもらえるような距離感じゃない。

体調を崩しても、子どもが熱を出しても、
ワンオペでなんとかするしかなかった。
泣きながらおんぶして、病院に連れて行った日もあった。


“実家ありき”でできてる社会

ふと気づいたんです。
保育園の送迎時間、
「祖父母のお迎えもOKです」って当然のように書かれてる。

育休明けの職場復帰でも、
「ご実家は頼れる?」って真っ先に聞かれる。

そうじゃない人のこと、想定されてないんだなって。


一人で抱える不安と責任

夜泣きに耐えた日々。
子どもが泣き止まず、スマホで「育児 しんどい」「孤育て 辛い」って検索したこと、何度あっただろう。

頼れないって、物理的に距離があるだけじゃない。
「迷惑かけたくない」って気持ちもあるし、
そもそも関係性のハードルがある人だってたくさんいる。


頑張ってるのに、足りないって言われる

ひとりで抱えているのに、
「もっとちゃんとしなきゃ」「親なんだから」って言われる。

いや、こっちは毎日命がけなんだよ。
朝から晩まで、全部自分で回して、それでも寝顔見てやっと少し報われる。

それを、社会はちゃんと見てくれてますか?


誰の声が拾われているの?

支援策も、制度も、ニュースで紹介される子育てアイデアも、
“実家が頼れる家庭”を前提にしてる気がしてならない。

でも実際は、誰にも頼れず、それでも毎日必死に子どもを育ててる人がいる。
そういう人たちの声にも、光を当ててほしい。


まとめ:孤育ては、自己責任じゃない

「実家に頼れない=詰み」じゃない。
だけど、今の社会はそう感じさせる空気がある。

誰にも頼れなくても、ちゃんと育ててる人がいる。
その事実を、もっと広めたい。
そして、そんな頑張りが報われる社会にしたい。


育児は、誰かと比べるものじゃない。
それぞれの事情に寄り添える目線を、もっと社会全体が持てますように。

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