母になって気づいた「毎日は当たり前じゃなかった」
朝ごはんを作って、子どもを着替えさせて、保育園へ送る。
そんな毎日の繰り返しに、正直、疲れ切ってしまうこともあります。
でも、ある朝ふと思いました。
「私の母も、毎日これをやってくれていたんだ」と。
寝坊した日も、不機嫌な日も、
忘れ物をした日も、わがままを言った日も。
怒らず、責めず、ちゃんと送り出してくれた母。
今なら、そのすごさがよくわかります。
私が泣いていた時、母も泣きそうだったかもしれない
夜中、何をしても泣き止まない子どもを抱いていると、
自分も泣きたくなることがあります。
そんなとき、ふと思うんです。
「私も、こうやって泣いていたんだろうな」と。
あの頃、母も眠れない夜を過ごしていたのかもしれません。
私には見せなかったけれど、涙をこらえていた日もあったのかもしれない。

反抗期の私には言えなかった「ありがとう」
「うるさいな」「放っておいてよ」
そんな言葉ばかり返していた時期がありました。
でも今ならわかります。
あの“うるさい”の中には、愛情がたくさん詰まっていた。
ぶつかっても、傷つけても、
私を受け止めてくれていた母は、本当に強い人だったんだと思います。
「ありがとう」は、胸の中でずっと言っている
母親になって、ようやくわかったことがたくさんあります。
そしてそのたびに、「ありがとう」が胸に浮かびます。
口に出すのは、まだ少し照れくさいけれど、
この気持ちは、本当に本物です。
先日、実家に帰ったとき、
帰り際に小さな声で言いました。
「お母さん、ありがとう」
あの頃は言えなかったけれど、
今は、何度も心の中で繰り返しています。
ありがとうって、本当にあたたかい言葉ですね。

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